モデルL327 QUICK-LITE “コレクターズグレード”

1920-1924年製造 Made in U.S.A.
評価点(10点中)
8.0点
フォウント(タンク)

写真でご覧いただけるように、なかなかのコンディションです。使用上(保管されている間)、ならび使用中に出来たと思われるベイルの当たり傷、ならび小さな傷やすり傷があります。全体的には100年近く前に製造されたとも思えないほど、非常にコンディションの良いフォウント(タンク)です。

カラー

鉄製カラーゆえに、アルミカラーとは異なり、非常にがっちりとした感じです。独特のカラーで、COLEMANと打ち抜きとなっています。

バーナーケージ(フレーム)

写真でご覧いただけるように、年代相応かと思われます。当方では殆ど手を入れていませんので、磨き次第によってはさらに綺麗になるかと思います。

グローブ

オリジナルのマイカ(雲母)グローブとなります。一部3.5センチ前後四方の欠損部分があります。後日、修正用のマイカシートを入手予定ですので、これらを用いれば十分に修正可能なレベルです。

ベンチレーター

写真でご覧いただけるように、なかなか良い状態です。まだまだ磨きがいがありそうな感じです。

ロゴマーク

このモデルにロゴマークはもとから有りません。尚、製造年月日の刻印はありません。

その他・付属品など

写真に写っている本体のほか、オリジナルマイカグローブとてハンドポンプが付属します。

※付属のハンドポンプは真鍮性ですので、ピカールやWenol(ウィノル)などの研磨剤で磨くとピカピカに輝きます。ノブは木製です。

コメント

コールマン社の長い歴史の中、卓上型のランプが主流だった時代から、現在のランタンの原型とも言えるクイックライト系です。製造から100年前後の月日を経ていますが、現在でも快調に作動し、なかなか良いグレードの一台となっています。

プレヒートややコツを必要としますが、このあたりのアーティクル(プレヒートのあれこれ)をお読みいただくと、きっとご参考になるかと思います。

整備レコード

交換パーツ

主要な部分の磨きを行いました。タンク内は綺麗なホワイトガソリンで洗浄してあります(定期的に綺麗なホワイトガソリンで洗浄することをおすすめします)。装着されているR55ジェネレーター内部はハイヒートテンプスプレーを散布し、内部の煤を吸引掃除しました。またガスチップの煤のつまりも掃除してあります。他、メインバルブを分解し、適度にルブリキャント(油)を注し、調整しました。

約1時間の連続点火テストを行いました。結果、息切れなどすることなく、快調に明かりが灯ることを確認しました。



 ・撮影時の光具合、デジカメの性能などにより、実際とは多少色合いが異なる場合があります。

多数写真がありますので、詳細部分をご確認ください。



やや画質が荒い動画ですが、ユーチューブで実際の点灯状態を確認してください。


プレヒート後、点火直後です。結構火柱が上がっていますが、10秒前後で正常な明かりが灯ります。


付属のハンドポンプとマイカグローブ。


正面やや上から。



まだまだ磨きをかければさらに輝くと思います。


R55ジェネレーターです。


オリジナルのマイカグローブ。


一部欠損しているマイカのグローブ。


このような錆が出ていますが、丹念に錆を落せばもっと綺麗になると思います。



COLEMANと打ち抜きされた、特徴あるカラーです。

上(↑)の写真手前右側が該当するL327ランタンです。約100年前に製造
されたことを考慮すると、良いコンディションに入るのではないでしょうか。

 

追記

この日は猛暑ともあり、ここカリフォルニアの照りつける太陽のひかりの中、光の反射と苦戦しながらの撮影となりました。
そのため、タンクに余計な光が入りこんでしまったり、期待せぬ反射が映ったりと、本来の輝きをここで十分に
お見せできないのが残念ですが、実物は非常に美しい光り輝く逸品となっています。