お世話になっています

当サイトも2004年12月にオープンして以来、5年目へと突入をいたしました。この間、色々な方々にお世話になり、またこのワークショップの話題つくりのために多くのお写真をいただいております。皆様には本当に感謝をしております。なかなか全てをご紹介させていただくことができない時もありますが、本日はそんなお写真を何点か掲載させていただきました。


Photo by Mr. KT.

上のお写真は静岡県在住のKT氏より提供をいただいたお写真です。321Bをイエローとレッドにリペイントされ、再琺瑯処理したベンチレーターが装着されています。次回機会があれば、是非灯りの灯った姿を拝見させてください。


Fixed 511A 5000 Btu Heater. Photo by Mr. K

こちらのキャタリックヒーターは、東京在住のK氏よりご提供をいただきました。昨年の11月に長年愛用のこの511Aヒーターの調子が悪くなり、ウェブ検索の末にたどり着いた当サイトにてウィックとヘッドをお世話させていただきました。結果、無事再度点火するようになり、この先また20年、30年は使えることと思いますとのことです。こういったお話をいただけると本当に嬉しく思います。ありがとうございました!


Old Funnel Collection. Photo by Mr. A 2009

こちらは毎度おなじもにA氏よりご提供いただきましたファンネルの数々です。大型のNo.1ファンネルをはじめ、カパータイプからアルミタイプとなかなか素晴らしいコレクションですね。No.1の大型ファンネルはプールトリーランプやハンディーガスプラントストーブなど、野外、農場、そして工場などで主に利用されていたモデル用として当時がんがんに使われていたのでしょうね。

参考まで、上の写真は古いブックレットに1ページからの抜粋写真です。モデルNo.4570のハンディーガスプラントの横にある写真は農場で働くお姉さん(おばちゃん!?)、朝一番で搾った乳牛を湯せん消毒するのにきっと毎朝ゴーゴーとけたたましい音を立てながら大活躍していたのでしょうね。


Swirly F&A !?

Swirly(よじれた)フュエル&チューブなどと奇抜なタイトルを付けさせていただきましたが、上記ファンネルのお写真を提供いただきましたA氏より、今度はこんなお写真(以下↓)の提供を頂きました。

情報によると米国製モデル200に利用されているF&Aとの事ですが、特徴としてロッドがスクリュー状に加工してあるとの事です。ご本人曰く、『ストレートタイプしか見た事がない私はビビッてます。 どんな理由でこの形状にしたのか? ガソリンをよりスムーズに送る為? フュエル チューブ内にエアー噛みを無くす為? 想像が増します。 思ったより効果が無かった為、元のストレート ロッドに戻した? コストから? ちょうど、この世代の固体はフュエル チューブ ロッド スプリングはステンレス製で組み込まれています。』と、謎を究明するご意見を頂きました。

当方では普段それほど気にしている点ではないため、早速ワークショップの扉を開き幾つかのF&Aを確認してみましたがこれに同じく該当するF&Aを確認することはできませんでした。あくまでも憶測ですが、ラーメンのちじれ麺がスープによく絡むのと同様に、ガソリンをスムーズに送り込みために一時試みたのではないでしょうか・・・。

汚れたクロス捨てるべからず・・・

さて意味不明なタイトルをここでひとつ取り上げてみました。真っ黒になったものはついつい捨ててしまいがちですが、時として大切に保管しておくと良い場合も少なからずあります。

上(↑)の写真はタンク磨きでおなじみのWenol(研磨剤)です。しかし、本日はこの話題の主役ではありません。本日の主役はその後ろに写っている“小汚い布”です。正しくは以前着用していた肌触りの非常によい肌着です。やや古くなってきたためオールドコールマンのタンク磨き用として再利用しているものです。

私は多々、あえてこんな“小汚い布”をメッキ仕様のタンク磨きには愛用しています。元々は真っ白なコットン100%の生地ですが、下(↓)の写真のように真っ黒になってからがこの“小汚い布”を最大限に活用する時が訪れます。

簡単に説明をさせていただきますと、部分的に真っ黒になっている部分でも、最も汚れている部分をこの上(↑)でご覧いただけるように人差し指に覆いかぶせるようにした後、適度にWenolを搾り出します(※念のために適度なラフな磨きは事前に行っていることを前提として、その後さらに磨きを掛けるための作業です)。

次に、車にワックスを掛ける時と同じ要領で円を描きながらWenolを塗り伸ばしていきます(可能な限り小円を描くように)。はじめはやや布を通して指先にざらつき感を感じる場合がありますが、次第にこのざらつき感が無くなり指先を通じて感じる感触がスムーズになってきます。これも車にワックスを掛けた時に感じるのとほぼ同じ感触です。※もしいつまでもざらつき感が残る場合は、この作業をする前にラフな磨きをもう少し掛ける必要があるため、この作業は中止するのが良いかと思います。

スムーズな感触が一通り感じるようになってきた頃、描く円をやや大きくしながらさらに磨きを掛けていきます。この時、欲張って大きな範囲を磨くのではなくせいぜい直径4〜5センチ程度に留めておきます。ここがポイントです!

第2のポイントとして上(↑)の写真のように直接タンクに当たる布面が、ご覧いただけるくらい光沢を放つくらいになってきた頃が目安です。しっかりと上の写真の“黒光り状態”を頭に刻んでください。ここまで布が黒光りをする頃には、布を通じて感じる指先の感触は相当にスムーズ感があるはずです。

ここで登場するのがハードリカーを飲むときに利用するショットグラスに注がれた“謎の液体”です。既にタンクにはこの謎の液体が数滴垂らされていますが、使用する寸前に注ぐことを心がけています。

謎の液体を数滴垂らした後、引き続き同じ布の同じ指先の部分を利用し上記の写真のように再度円を描きながら磨きこみを掛けます。この謎の液体はWenolと相性良く溶け合い、蒸発するように次第に消えうせてしまいます。

適度に磨きこんだ後、次に綺麗な肌触りの良い布で軽くなでるように拭き取っていきます。上の写真はややピンボケになってしまっていますが、ワークショップ内の背景などが写っているのがお分かりになるでしょうか。この下(↓)の写真をご覧下さい。同一モデルではありませんが磨きを掛ける前の状態は手前左に写っている一台よりさらにくすんだタンクの状態でした。

“謎の液体”を垂らしての工程を2〜3回繰り返し、タンク全体を磨き上げてみました。再メッキをしたとまでは言いがたいかもしれませんが、小汚い布+Wenol+謎の液体の組み合わせにより、見違えるようなメッキタンクの輝きを取り戻すことができました。参考程度ですが、ご興味のある方は是非お試しください。

“謎の液体”については機会があればご紹介をさせていただきます。日本でも勿論簡単に入手することができるものですが、アメリカ製(産!?)とはやや性質が異なります。




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チェックバルブレンチ
絶対に必要です!

オールドコールマンのメンテナンスには、チェックバルブレンチは必需品です。ライティングコールマンで主に利用しているものは1960年代頃のものですが、日本国内では大型アウトドアショップのナチュラムさんで入手できます。

U.S.モデル用はこちら icon で、カナダモデル用はこちら iconで購入できます。※注:当方オンラインショップへの注文ではありませんので、ご注意ください。当方からは商品紹介のみとなります。購入は、ナチュラムさんへの直接注文となります。


チェックバルブレンチについては、こちらの参考ページ
をご覧下さい。

定額給付金の行方・・・

ここ数ヶ月日本では定額給付金について色々と国会で議論がされているようですが、その対応振りを見ると国民はすっかりと冷めてしまっているのではないでしょうか。

こちらアメリカでは昨年の初夏から夏に掛けてこの定額給付金にあたるStimulate Taxという給付金が国民に配給されました。2月にブッシュ元大統領がサインを押し、その後数ヵ月後には大きな混乱もなく配給がされました。

この給付金ですが国民に活気をつけるための目的であるが故に俗称は“Booster(ブースター)”と呼ばたりしていましたが、日本では同じようにブースターとしての役割を果たしてくれるのでしょうか。

 

 

お洗濯はお好き?

オールドコールマンのメンテナンスになぜお洗濯が関係あるのかと思われる方も多いかと思いますが、これほどオールドコールマンの深みにはまってしまうとついどうでも良いことまで何かと関連付けてしまうのは正直、自らあきれ返ってしまうことがあります。

この項の下段でご紹介させていただいた話題、『汚れたクロス捨てるべからず・・・』では脇役的存在でしかなかった青いタオル(一枚目の写真で左側に写っているもの)ですが、実はこちらにもちょっとした手が加えられています。

一見どこにでもあるようなタオルですが、その通りどこにでもあるタオルです。かれこれ15年近く前にホストファミリーの家からひとり立ちする際、ホストマザーが手渡してくれたバスタオルです。

こんな理由から思い出深きタオルとしてこれまで使い続けて来ましたが、さすがに15年も歳月が流れるとぼろぼろになってきます。その為、オールドコールマンのタンク磨き用として第二の人生を歩むことになったタオルです。

第二の人生を歩んでもらう前に、洗濯籠に山積みになった洗濯物の中にさりげなくしのばせ、次回の洗濯の日までじっくりと待つこと数日、しっかりと予想どおりのコンディションとなって第二の人生を歩む準備ができました。

こちら米国では洗濯の際にごくごく当たり前のように洗濯機にソフトナーと呼ばれる柔軟材を入れた洗います。日本でもおなじみだと思いますが、アメリカ製のこれがまた強烈に洗濯物をスムーズな肌触りにしてくれます。

オールドコールマンも赤ん坊同様、肌触りの良いタオルで拭いて(磨いて)あげるとしばしばご機嫌がなるようです・・・。お試しあれ!