バーナーチューブ

いや〜っ、オールドコールマンを収集している方には、本当に関心させられる思いがあります。今回、日頃お世話になっている方より、200系ランタンのバーナーチューブについて素朴な以下のような質問が寄せられました。

「バーナーチューブには3種類あるんですね・・・長さに(S・M・L) カナダ製の200は短い(S)バーナーチューブが取り付けてあります アメリカ製の200/200Aには1960年頃まで?(M)サイズの物が取り付けてあります 200A 1960年以降は?(L)サイズの物が取り付けてあります」※途中抜粋

むむっ...!この質問を頂いた時、一瞬頭の中が混乱しました。「S・M・L .......」、しかしお恥ずかしいことに、私の知る限り、いや覚えている限り、アメリカ製200系のバーナーチューブに比べ、カナダ製200系のバーナーチューブが短いのは確かだけれども、アメリカ製200系のバーナーチューブにMサイズとLサイズがあったのか!、正直分かりません。

頭の中を再度整理し、 ひとまず手元にあるバーナーチューブを幾つか取り出してみました(↑写真)。


う〜ん、一応議題となっているアメリカ製とカナダ製200系用のバーナーチューブのほか、242系そしてついでに220/228系のバーナーチューブをも取り出し、比較してみました(↑写真)。

写真いちばん左側にある242系用のバーナーチューブ(非常に短くて可愛い)、そしてその右隣にある2つはカナダ製用です。さらに左から3番目と4番目にあるのが、アメリカ製用、そして参考の為、右側の背の高い2つが、 220/228系用のバーナーチューブです。

これらを比較すると、明らかにアメリカ製用とカナダ製用の長さの違いは一目瞭然です。しかし、さらにこれらをよ〜く観察してみると、同じカナダ製用の2つでも、そしてまたアメリカ製用の2つでも微妙な違いが見てとれました。写真からお分かりになるでしょうか?よーく見ると(観察したら)、ネジ溝の彫りの長さやネジ溝が彫りこまれる位置の微妙な違いがありました。また、ネジ溝の上の方に意味不明な彫り込みがあったりと様々。

しかし、これらはネジ溝を彫りこむ際、機会の微妙な設定や製造時期の違いなど、特別深い意味や設計の修正があるとはまず思えませんね。

ただし、ネジ溝が長短の影響により、全長が同じバーナーチューブでももしかしたら取り付け後、長短の差が生じて、MとLサイズのようになった(見えた?)のではないかと、勝手な推測をしてみみました。それともLサイズとされるバーナーチューブは、220/228系用のバーナーチューブが取り付けられていたのか.........

そしてついで、↑の写真にある2本の220/228系用のバーナーチューブ、ともに同じパーツ型番がつけられた整理箱から取り出したものですが、素材は明らかにともに違う素材で、長さも違いました。多分、ブラス製ではない方は、比較的古い220ファーストあたりの時代製造かと思われ。。(謎)


ネジ溝を近くで凝視しすぎ、少し目がまわりはじめた頃、「おやっ?全く同じだと思っていた君達も良く見たら違う!(↑写真)」ことに、気付きました(素材の違いもあり)。きっと242系と思い込んでいるだけで、本当は違ったりするんでしょうね。いや〜本当にコールマンランタン&ストーブパーツ(特にNOSパーツ)のアイデンティフィケーションを特定するのは難しいです!レアのものあるのでしょうかね。

Why Coleman?

コールマンがこれだけ長く愛される理由は、やはりコールマン社のクラフトマンシップ魂、そしてコールマン製品を愛用する人達のためのパーツ供給の充実度だと私は思います。↑の写真は、今では残念ながら簡単には手に入れることのできない、随分昔に製造中止となったNOSパーツの一例です。

こんな小さなパーツですが、当時からコールマンでは一つ一つ単体のリペアパーツとして販売していたんですね(※写真いちばん手前は、ジェネレーター内のニードルです)。今では時代の波の影響もあり、昔ほどこれまでの単体パーツでの販売はしていないのがちょっと残念ですね。

写真のグラファイトパッキン数種は、現在ではサイズの無い、結構貴重な品となっています。

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オールドコールマン、主にランタンには今も昔も沢山のブラスパーツが利用されています。ブラスは熱には強い特性がありますが、反面ひじょうにやわらかい素材です。

その為、無理に力を入れて外そうとすると、「。。。んっ、外れたかな!?」なんて思った瞬間、パーツの方がよれ曲がってしまったなんてことが結構あります。

バーナーチューブやインテークチューブなど、外そうとした場合に固着している場合が結構ありますが、220系のインテークチューブを外そうとする時は結構注意が必要です。至ってシンプルな200系とは違い、固着していると思う場合は、十分にオイリング(呉CRCなどで)をしてからサイズの合うツールを使い、ゆっくりと様子を見ながら外すのがコツです。



お気に入りのヨセミテ国立公園は、春先ともなると雪解け水があちこちから湧き出すように流れ、マルセド川やトゥオルム川に注ぎ込みます。

その為、フライフィッシングを楽しむにも増水の為、早くても毎年6月の半ば頃くらいまで待たなくてはなりません。今年2006年は、例年よりやや水が多かったためか、公園に繋がるメインの州道の一部が崩壊し、アクセスに少なからず影響が出ているようです。

さて、西海岸を代表するこのヨセミテ国立公園は、まさにキャンピ天国とも言って過言ではありませんが、足を運ぶたびにオールドコールマンに出会うことが良く有ります。

こちらアメリカ(人)の人達は、結構古い物を大切にし、長年使い続けていることが良く有ります。オールドコールマンらも良い例で、オールドランタンストーブクーラーなど、まだまだ多くの人達に愛用されています。

中でも、個人的にはオールドコールマンのキャンパーは大好きです。

ランタンの整備、メンテナンスをする際、ブラス(真鍮)パーツを丹念に綺麗にしてあげると、ディスプレイする為には非常に美観がグレードアップします。

このブラス部分にこびりついたススや焼けを取り除く為に、多用多種な方法、液体が利用されているようですが、私は“手にも優しい”お酢を使うことが多いです。

適度に水で薄め、漬け込むだけで大方の汚れは取れる為、無理にケミカル系の液体を使うことはほとんど有りません。

しかし、このお酢ですが普通のスーパーマーケットで売っているようなサイズでは用足らず、コスコ(Costco)でバルクサイズを買い込んできます。

でもこの姿、店員からするとすご〜く不思議なようで、『こんなにお酢買ってどうするの!?』と、毎度のように問われます。そんな時、必ず『I don't know. My wife just wanted me to buy them(家内に買ってく来てくれと頼まれただけだから自分は知らないよ。)』と、透かし顔で答えています。ソーリー、奥さん!