古いペーパーワーク(書類)

オールドコールマンを手に入れた際、当時のオリジナルペーパーワークが嬉しくもきちんと残っている時があります。それ以外、当時そのランタンやストーブなどを購入した際のレシートなども、一緒に残っていることがしばしばあります。↑の写真にも写っているレシートは、1960年代製造のとあるランタンを手に入れた時、その元箱の中にあった説明書にはさまっていたレシートです。察するところ、10.97ドルはそのランタンの値段、そして55セントはマントルの値段のようです。レアのペーパーワークは貴重ですね。


WHICHITA SERVICE TRAINING PROGRAM

コールマン社に関連する当時の古い書類を調べていくと、いろいろな細かな発見があります。↑の写真は日付にして1970年1月1日付けでコールマン製品を取り扱っていた販売店向けに配布された『ウィチタファクトリーにおけるトレーニングプログラム(コース)参加』の案内です。恐らくランタンやストーブなどのメンテナンスを指導するためのコースで、定期的に催しされていたのでしょうね。

内容を読み進んでいくと、ウィチタファクトリーで開かれるこのトレーニング(コース)に参加する為には、行き帰りの交通費は自費である代わり、最短で一週間におけるコースの間、一日に付き20ドルの滞在費(各自宿泊するモーテル代や食費などへあてるためでしょうね)がコールマン社から支給される旨が明記してあり、さらにこのコースそのものは全くの無料であることが同時に明記してありました。

当時、どんな雰囲気の中、このトレーニングコースが行われていたのでしょうかね。。

たまにはプロパンランタンもいいもんだ!

アメリカという国は確かに大国であり、たしかに豊かな国です。中都市ともなれば、目抜き通りを車で流せばありとあらゆる店が立ち並んでいます。その多くが食べ物やですが、俗に言う“ジャンクフード”であり、そんな食べ物ばかりの生活漬けになりえるアメリカの食生活は、ある意味では貧困なのかも知れません。“ジャンクフード”と言うと、差別的な言い方かも知れませんが、自国民であるアメリカ人ですら、そう呼んでいるので日本人である私がそう呼んでもOKとしてください。

さて、貧困さと言えば、雨風の強い日には結構停電することがあります。今の冬の雨の季節など、そこら中で信号機が止まり、冬だと言うのに暖房が使えず(※日本のように石油ストーブや石油ファンヒーターが普及していれば良いのですが)、がたがた震えながら復旧を待つことになります。

数日前、近くにそびえ立っているヤシの木の大きな葉っぱが電線に触れ、停電になりました。しかし、『ライティングコールマン』たるサイトを運営している為、いざと言うときは“いくらでも灯りはあるからOK!”っと言った具合にそんな時をチャンスとばかり、“次から次へとポンピングをしてありとあらゆるランタンを点けまくってやる!”なんて気持ちがきっと心の隅っこ存在していると思います。

......といざ、停電となった瞬間取り出したのは、『プロパンランタン』でした 笑)。確か5〜6年前に何のけなしに購入した後、確か1−2回程度キャンプで使用して以来箱からも取り出していなかったのですが、使っちゃいました。ガス缶タンクを取り付け、バルブをひねり着火マンで点火、その間わずか数十秒。その感想は→かなり便利〜。

たまにはプロパンランタンもいいもんですね。

 

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オールドコールマンを取り扱う上で、同梱されている取扱い説明書に従い、忠実にクリーニングしてあげることも結構大切かと思います。

一枚目の写真の中(左上の方)にある掃除手順を見てみると、かなり大きなごっついブラシを使い、バーナーキャップならびバーナー部分を綺麗にしましょう、のようなことが書かれています。

これって、恐らくこのような説明書が実存していなければ、ここまで大きなブラシを使って掃除をする人など、決していないのでは?と、個人的には思います。

しかし、結構冷静になって考えてみると、現代のように野外と屋内がきっちりと閉ざされているような環境ではなく、恐らく古い納屋や屋内でも昼夜問わずクモや蛾(ガ)などが当たり前に進入してくるような環境だったのでしょうね。

そんな当時の生活ぶりを考えると、バーナーの中などにクモが入り込み、しっかりとクモの巣を張り、点火に支障をもたらす事など、ひょっとすると日常茶飯事だったのかも知れませんね。

そう考えると、このようなごっついブラシでバーナー部分をしっかりとごしごしと掃除するのは、本来コールマンランタンを使用する中で、現在の我々は気付かずにいるものの、『必須』な掃除手順の一つかも知れませんね。

実際、オールドコールマンと付き合っていると、これほど完璧にメンテナンスしたつもりが、『何故、灯りが消えちゃうの!?』なんて体験をした人、結構いるかと思います。

そうです、その原因としてインテークチューブの中にクモの巣が張っていて、これが障害の原因になっていることって、結構あります。クモの巣って、長い事年月が経過すると、信じられないくらい固くなるみたいです(特に繭(まゆ)状の巣を張るようなタイプのクモのクモの巣は)。


こちらアメリカ(田舎の方にはないと思いますが)では、タピオカの入った『パールミルクティー』たる飲み物が結構流行っていますが、たまにこれを買いに行くお店の隣に、ヴィンテージ服を売っている小さなお店があるのに気付きました。

ちょこっとショーウィンドウを覗くと、ペンギンをあしらったロゴマークが付いたブリキ製のオールドコールマンクーラーが目に付きました。『おやっ、こんなところにも』と思いきや衝動買いしそうになりましたが、やけのそのショーウィンドウにディスプレイされているその姿が素敵だった為、暫くショーウィンドウを外から眺めるだけにし、そっとその場を立ち去りました。いつまでもあそこに居てくれるといいんだけどなぁ。。。